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- 発想 2015年11月8日
- 試験管みたいな物に入ったVFDで電波時計を作りたい。
- 構想
- 11月**日
VFDは「IV-18」電波時計はaitendoのバーアンテナと基板が付いた物を使いたい CPUは何を使うかこれから考える
- 実装についての考え
- 11月**日
電源は20Vから30Vと5Vが必要だが、どうするか? 24Vの外部電源で それから5Vを作るのが簡単そう。 でも電波時計が3.5Vまでなのでどうしよう?
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11月**日
「IV-18」は長さが有るので、50(30?)x150で作る事になりそう。
24Vでダイナミック点灯で明るさは大丈夫か?
電波時計は無くても良いかな。
ドライブ回路は?
MAXIMのVFD用を使うか?
maxim(MAX6921)はレオコムで見つかったが1000円以上するので使えない。
デジトラを使うか?
NPN+PNPの物は6ピンでしかも1リール単位の販売なので使えない。
バラでNPNとPNPを組み合わせるのは面倒なので使えない。
8個入りのドライバ(TD62783)を使うか?
秋月でDIPが100円、SOICが60円なので2つ使えば良いのでこれにする。
1回路足りないのでトランジスタ(NPN+PNP)で作る。
IV-18の実装をデザイン的にどうするか。制御基板との位置関係は?
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11月**日
CPUは何にするか?
I/Oとしては、IV18で17本、RTCではINTを含め5本、
CdsでAD1本、電波時計で1本、リセットで1本、スイッチで2本
合計 27本必要になる。 28ピンDIPでは無理。
40ピンDIPか 44ピンか64ピンのフラットパッケージになる。
順当にはAVRmega64Aのフラットパッケージ(300円)辺りのなるだろう。
桁に10進デコーダを使えば、IV18で12本になるので28ピンではどうか?
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11月**日
CPUは何にするか?の続き
以前作った「4桁7セグLEDとRTC」の回路の桁選択の所を
4-10デコーダ+ドライバを追加すれば、IV18を使えそう。
電波時計はシリアル信号用に2本信号が有るのでそれの1本を使えば良い
スイッチにもそのシリアルのもう1本を使えば良い
デザイン的にどうするかは別にして、回路としてはこれが良さそう
基板実装をどうするか?
全て表面実装にすれば50x50の中にIV18のパターンも含めて入らないか?
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12月**日
電源は?
24Vと思ったが、カソード(ヒータ)よりグリッド(桁の信号)をマイナスにしないと
ダイナミック表示の時 前の桁の表示が残る事有るみたいなので
カソードをGNDから数ボルト上げて相対的にOFFのグリッド電圧を
マイナスにする必要が有る。
そうすると数ボルト分グリッド電圧が低くなるので24Vでなく、30Vにした方が良い。
そうなるとDC-DCコンバータで30Vを作る事になる。
外部からは5Vを入れて CPUとカソード(ヒーター)に使う
本当にカソードを数ボルト上げるないとダメか、実験する必要が有る
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12月**日
電波時計は止める
精度的にDS3234Sを使えば1年位時刻合わせをしなくても問題が無いだろう
実際の表示をする時の問題を調べる事にする
- 現状
- 11月**日
aitendoの電波時計の基板に3V(単三2本)を接続したが オシロで見ても信号が出てこない。 アマゾンでIV-18を頼んだ。
- 11月**日
アマゾンからIV-18が届いた。 「IV-18」を一度点灯させてみたい 足はブレッドボードで接続するか。
英語のデータシートは有るが寸法が解らないので寸法図の入ったロシア語のデータシートを見つけてダウンロードした
- 12月**日
回路図を書いた。 実験回路を作る為に CD4028とTD62783を共立エレショップに頼んだ
- 12月**日
部品が届いたが、仕事が入りそうなので実験はちょっと待つ
- 12月**日
基板を作る為の回路図を書いた。 仕事が入ったので 取りあえずこの段階で中断する。プログラムはまだ作っていない。表題、フォルダ名を「VFD IV-18時計」に変更する
- 12月**日
5V-30Vの回路実験を行う。
30Vで1kΩ負荷(30mA)で動作確認をするが、設計上の部品が無いので相当品と思われる物でブレッドボード上に回路を組んでみた。
入力コンデンサは25V330uF、出力のコンデンサは250V47uF、ダイオードは1N4007で動かした。24V位までで30Vが出ない。
コイルを200uF9Aの物にしてもダメ、周波数を決めるコンデンサを470PFにしてもダメ、ダイオードを1S3(耐圧がギリギリだがショットキー)にしたら30Vまで出力した。
半固定とダイオードの関係で30.5Vぐらいまでしか確認できていないが、たぶんもう少し上まで大丈夫だろう。
一次側の電力は5V220mA(1.1W)なので約82%の効率になっている。結構良いのでは....。
- 12月**日
ブレッドボード上でTD62783にIV-18を接続した。 この後、CD4028とCPUボードを接続する必要が有る
CPUのプログラムをRTC-7segを流用して 7セグ表示部分だけを変更して作成。 4桁表示のまま表示が出来た後、8ケタの時計に変更する必要が有る
- 12月**日
ブレッドボード上で配線を完了して電気を入れたが表示が何もしない。 線が外れている所も有り、直しても無理に引っ張られる所がある
ブレッドボードは諦めて 今現在の回路の基板作成を発注した。基板が来るまで中断する。早くて半月へたすると1か月位かかるがブレッドボードで
この回路をチェックする気が起きない。ブレッドボードはICが1個、せいぜい2個ぐらいまででないと配線がごちゃごちゃして何をチェックしているか分からなくなる
- 1月**日
ユニバーサル基板でCD4028、TD62783の部分を組んで(外部電源で30V)IV-18につなげたら、スタティック的な表示は出来る事を確認できた。
24Vでも30Vでも現在の表示方法ではあまり代わり映えしない(電流は10mA~20mA)
今日はここまで。30Vの回路を組むかどうかは 基板の出来上がり時期との兼ね合い
- 1月**日
ユニバーサル基板のスタティック的な表示で電流計をつないで 30V時の電流を測ると8+dpで21~22mAぐらいになる。24Vの時は8+dpで18~19mAになる。
なので5V-30V回路で十分と思われる。
- 1月**日
ユニバーサル基板のダイナミック表示でも30V時1~8+dpで21~22mAぐらいになる。但し 明るさは結構暗い。室内なら使えるだろう。左側と右側の明るさの違いが気になる。左が暗くて右が明るい
5V-30V回路の30Vを上げる必要が有るかもしれない。
ヒーター回路に入れたダイオードは表示に影響は無いみたい。次に桁の洩れ、明るさに変化は見られないのでなくてもよさそうだが、個体差が有るかもしれないので入れておく。
ロシア語のデータシートを見るとパルスの時の電圧は50Vまで良いみたいなので50Vにすると 明るい室内でも十分見られる明るさになった。40Vぐらいでもまあ使えるだろう。
明るくすると左右の差はあまり気にならなくなる
プログラムは「4桁7セグLEDとRTC」を8ケタ対応にして 同レベルの動作は確認した。
ダイナミック点灯方式も同様で 特別な休み時間などは入れていない。但し桁数が多くなった為ちらつくので200uSごとに桁移動する
- 1月**日
最左桁のドライバをトランジスタで組み、動作を確認した。2sc1815のコレクタと2sa1015のベース間に抵抗4.7kΩを挿入する必要が有る(注1)。
最左桁の丸はdpセグメント、横棒はGセグメントである事を確認できた。
- 1月**日
基板がやっと昨日到着した。発送(Traceable)から日本に入るまでが2週間ぐらいで、日本に着いてからは3日目で手元に来た。外国が遅いのか、日本が速すぎるのか?
組立を始めるが、全体の入れ物のイメージが決まっていないので動作を確認するまでで、VFDの足は長いままにするつもり。
IN4007の足間が狭かった。7.5でなく10にする必要が有った(注2)。シルクの0.02は0.2が正しい(注3)。部品が全部は揃わないので有る物までで止める。
- 1月**日
部品が全て届いたので 基板を組み上げる。プレート電圧(30V位)の調整半固定抵抗の回す方向が逆になっている。(今は時計方向で電圧が下がる)(注4)
IV-18を基板に挿すのは苦労する。22本の線が穴に入りにくい。ハードのチェックプログラムは動いたので組立はOK。VFDはもう少し左に寄せた方が見やすい(注5)
- 1月**日
時計のプログラムが動いた
組み上げてみると全体としては大きい。但し 表示部分はこのくらいあった方が見やすい。
LED表示よりもクッキリしているので見た目はこちらの方が良い。
次は基板をもっと小さくしたい。2段にしても40x40に収めたい。出来れば50φ位のアクリル管に入れてみたい。
以前の不具合箇所(注1~5)は次バージョンの回路「ATmega328_iv18_clock2」で修正した。
- 参考資料
- 部品表、基板(ガーバーファイル)
基板に関してはこのファイルを直接使う事は止めてください。なお、基板(生基板)は 現在の手持ち分に限り 無料で差上げます。
こちらへメールをお送り下さい。
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